Viewの構成とActivity¶

Activity¶

Creamyではユーザアクションを処理する、あるいは、UIの表示要素を変更するオブジェクトをActivityと呼んでいます。

Webと比較して、Activityは何にあたるでしょうか？そう、JavaScriptです。 Webとの比較を簡単にまとめると以下となります。

ただし、「Activity = JavaScript」ではありません。違いがあります。

イベントをハンドリングする、表示要素を変更する、リクエストの送信/ハンドリングをする という意味では同じですが構成が異なります。

• Activityは、Javaオブジェクト。JavaFXのクラスを使って記述する
• Activityは、1つのFXMLに対して必ず1つ定義される。(1対1の関係)
• Activityは階層構造を持つ。(FXMLの階層に対応した構造となる)

以下のように、FXMLが階層構造となっている場合、Activityも同じ構造となります。

ActivityとFXMLの関係¶

ActivityはJavaFXの「Controller」を拡張したものです。Creamyでは用語の統一のため「Activity」と呼んでいます。

したがって、ActivityからFXMLに記述されたNodeを参照することや、FXML内にActivity内のメソッドをハンドラとして記述することができます。以下に例を示します。

Sample.vm.fxml

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>

<?import java.lang.*?>
<?import java.net.*?>
<?import java.util.*?>
<?import javafx.scene.control.*?>
<?import javafx.scene.layout.*?>
<?import javafx.scene.paint.*?>
<?import javafx.scene.text.*?>

<AnchorPane xmlns:fx="http://javafx.com/fxml" fx:controller="Sample"
  <children>
    <Button fx:id="button" onAction="#buttonHandler" />
    <TextField fx:id="textField" />
  </children>
</AnchorPane>

Sample.java

public class Sample extends Activity {
  @FXML private Button button;
  @FXML private TextField textField;

  @FXML public void buttonHandler(ActionEvent evnent) {
    textField.setText("Hogehoge");
  }
}